最終章


常念乗越(のっこし)2466m → 一の沢1200m
5、7km標高差1266mを一気に下る


常念小屋スタートの朝・・・
昨夜から続く霧雨・・・

しっかり上下の合羽を着ていざ下山

【常念乗越にて記念撮影】
ゴゼンタチバナ 清流の水を頂く シモツケソウ


常念小屋6時半にスタート
此処をスタートする時には一の沢へお迎えのタクシーを予約しておくのが普通らしい

普通3時間半での下山ですから・・余裕をもっても10時半の予約で大丈夫でしょう・・
との受付の方のお話だったが・・・
膝を痛めて以来・・すっかり「下り」が苦手になった私のペースを考え予約を11時にして貰う

途中・・・本当に沢山の花が一杯咲いていた。。
出発して間もなく晴れ間が見え出し・・・
土曜日とあってか・・常念へ向かう登山者で一杯。。
狭い山道・・・花を撮る為にゆっくりとカメラを構えるようにもならず・・
写真は全然撮れなかった。。。(T_T)このくだりも花の宝庫だったのに・・・

途中で飲んだ沢の水の冷たく美味しかったこと!

顔もバジャバジャ洗って・・・本当にすっきり!
スッピンも中々いいもんだ。。。


予定より30分早く10時半に一の沢到着・・
其処には沢山のタクシーが待っていた・・

雄大な自然に触れて・・・一寸人生観変わった思い。。。
上手く言葉で語れないけど・・・
少なくとも・・・何も語らなくても・・子どもと一緒に登山すれば・・
それだけで「教育」になると思った・・・
自然の厳しさも自然の雄大さも・・・必ず何かがこころに刻まれる




「しなの84号」と
趣のある駅舎の穂高駅

【穂高駅にて・・・】

下山して・・温泉に浸かり・・・3日分の汗を流し・・・身体を休め・・・
穂高駅へ・・・
此処で「信州蕎麦」を食べお土産を買って・・・「しなの84号」を待つ間・・
穂高駅周辺(観光案内にパンフレットを貰いに行ったのだ)をぶらり・・・
駅の直ぐ近くにこじんまりしたギャラリーがあった・・・
絵の好きな私・・迷わず中へ・・・
入って直ぐの壁にかけられた・・・小さな絵に惹かれた
登ってきた「常念岳」が描かれた美しい絵
他にも沢山の絵がかけられてあったが・・・なんとなくこの絵に一番惹かれた・・

駅の待合に戻って・・・その話をし・・
「荷物は私が見ているから・・ギャラリー覗いて来て!いいよ〜」と云ったのだが・・
絵に興味の無い夫・・・面倒くさげ・・・(-.-)

「登った記念に・・あの絵買うのもいいかもぉ〜^m^」と半分冗談で夫に云う・・
あほらし・・ってな顔し乍・・其処迄云うなら・・と夫が席を立つ・・・
・・・が中々戻ってこない・・
直ぐ其処なのに〜〜〜!

戻ってきた夫・・・
「月曜日に発送してくれるらしい・・・」
「はぁ?まさか・・ホントに買って来たの?(゜o゜)」
「うん・・・送ってくれるって云うから・・・」
「えっ!どの絵にしたのよー」
(違う絵を選んだのなら替えて貰わねば・・と思ったσ(^_^;)・・・)
「うん・・・あの絵・・良かったわ・・・入って直ぐの右の壁にかけてあった常念の絵」

夫が自ら絵を買って来るなんてね〜〜(*^m^*)ぷぷぷぷ・・笑っちゃうわ・・・
でも・・一寸嬉しい。。




「お岩さん」の次は「岳女」
 
山では水は非常に貴重なもの・・・
風呂等無いのは当たり前だが・・・歯磨き粉も石鹸もタブーだ・・・
よって・・この度は「スッピン」での山行を覚悟・・・
 
化粧道具など・・益々リュックが重くなるではないか・・・
もっとも・・・洗顔フォームでいきなり顔を洗う私・・・
オイルクレンジングだのふき取りローションなど・・最初から持っていない・・(^^ゞ

晴れてからの常念岳への巨岩の急登・・・
風で飛ぶ帽子をウエストポーチに挟み・・日焼けのこと等全く念頭になく・・必死で登る
 
山小屋にやっと着いて・・顔がひりひりするのを覚える・・・
洗面場で鏡を覗けば・・・なんと・・・凄い日焼け!(ガーン!)

これじゃー「赤猿」・・・(T_T)
 手も足でさえも・・焼かないよう努力しているのに・・この歳になって・・顔をまともに焼くなんて・・(T_T)
 
「こんなに真っ赤になって・・元に戻らなかったらどうしよう。。。(T_T)」>妻

「だんだん「岳女」らしくなって中々いいよー(^−^)」>夫

「や・やまおんな・・・(-"-)そんなもんに・・なる気はない!
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


長いレポート最後迄ご覧いただいてありがとうございます。

≪※写真は全て撮った順番にアップしています。≫

(空欄の)ご存知の山草の名前等ありましたらお教えください。
また山を知らない未熟者のレポート故・・お気づきの点がございましたお知らせくださいませ。


2005/8/2


おわり。。。^^