「平成18年度中級者登山講座 第4回」
「常念岳ー蝶ヶ岳」縦走
長野県 【中国新聞文化センター 中級者登山講座】
2006/7/14(fri)-7/17(mon)
常念岳(2,857m)  蝶ヶ岳(2,677m)
    一の沢登山補導所 ― 常念岳 ― 蝶ヶ岳 ― 長塀山 ― 徳沢 
中級講座にてShoko不参加記録なし


夫の山行を私のサイトにアップしなくてもいいと夫が云うのですが・・・
昨年・・逆コースとはいえ・・同じ場所に立った私の唯一の北アルプスの思い出の地でもあり・・・
二つの山は(この春夫が登った)唐松岳とはまた違う・・特別な思いがあります。。

今年の梅雨は長く・・・北アルプスでの3日間は悪天候続き・・・殆ど眺望もなく・・・
強い雨風の為・・I本講師をして・・写真がぶれていたり・・
レンズに降りかかる雨を拭い乍・・またシャッターを押す瞬間にも水滴がレンズに付着撮影したと思われる写真の数々・・・

昨年の山行のような青空は皆無・・槍も穂高も見えないけれど・・・
山そのものの雄大さ・・・・絶対的な存在感・・・I本講師がお撮りになったお写真を拝見していると・・
やっぱりもう一度北アルプスに登りたい。。そう強く思いました。。。

この膝では・・・とてもとても・・と思いつつも・・可能性を信じ・・・
先ず膝への負担を減らす為のダイエットに取り組んでいます。。
(現時点ではもうひとつ目的があったりしますが・・^m^)


I本講師の素晴らしい視点による可憐な高山植物の写真も沢山あるのですが・・
サイト容量の関係で・・山行の全体の写真も含め割愛しています。。






14日20時広島発(夫は22時前福山SA)・・一般参加(コース別)・初級講座有志(別行動)を含む40数名を乗せ・・
大型バスは一路北アルプスへ・・・バスの中で睡眠を摂り4時にSAで朝食を済ませ・・マイクロバスに乗り換え
登山口には6時半着・・・そして7時登山開始。。


【注】ページ内の時間明記は・・夫からの話の中で私が聞き覚えたものにて・・
時間にずれのあることをご承知くださいませ。。。

添えた文章は【全て私の主観】によるところにて・・・同行しておりませんので・・
状況説明はできません。。m(__)m


左から3番目が夫 珍しくI本講師が写真に収まっているのでアップ^^
昨年・・この登山口に下りてきて・・沢山待ってるタクシーの運転手さんに記念撮影をお願いした。。。というか・・タクシーに乗る前に此処で写真を一枚撮らせてください・・と云うと・・一緒に撮ってあげようと・・進んで撮ってくださった。。(^▽^;)
念の為2枚撮ってくださるようお願いしたのだが・・・自信満々のタクシーの運転手さんのお言葉とは裏腹に・・結局何にも写っていなかった。。(T_T)(T_T)(T_T)

そんな北アルプス登山の最終の思い出の場所(^^;)。。。この度の講座は逆コース故・・此処からスタートとなる。。。

昨年・・この登山口より少し遡った山道で・・・足元がかなりふらついている上品な老紳士に出会った。。
「大丈夫ですか?」と声をお掛けすると・・「情けないです。。もうとっくに(下山)予定の時間は過ぎて皆には(登山口で)待って貰っています。心配した看護婦さんが迎えに来てくれて・・「荷物待ちましょう」って云ってくれたんだけど・・これだけは男の意地だから・・・」とにこやかに話してくださった。。

どうぞ・・お先に・・と云われ・・挨拶をして追い越すと・・付かず離れずの前に・・その看護婦さんらしき方が後を気にしつつ歩いておられた。。。

そんなことを・・・写真を拝見しつつ・・思い出す。。。

スタート:この時点では未だ雨も降ってなくて「よし!いいぞ。。」と云っていたらしいのだが・・
今年は雪が多く・・一の沢にも雪渓が・・・昨年は皆無であった
途中から雨になり合羽を着けて・・・ 13時30分常念乗越に到着:此処でテント泊
16日常念乗越を6時スタート 雨の水滴でレンズが一部曇る
登る途中で振り返って撮ったと思われるお写真・・赤い屋根が常念小屋
此処をフラフラになり乍下りたことが懐かしく(?)思い出される 途中の水分補給の休憩?
間もなく常念頂上 そして・・・蝶ヶ岳目指して・・・アップダウン
頂上は風も強く写真は一枚しか撮られてなかった・・その一枚は講座会員さまの正面アップにて割愛
只管下る。。。
この少し開けた場所は昨年昼食を摂った場所^^ 更に下る・・遠くガスに包まれた山が蝶槍だろうか・・・
「これをよう奥さん登っちゃったなlぁ・・・」と初級講座でもご一緒したKさんが後から感慨深げに仰ったのだとか・・(嬉涙)
もう一息。。。
もう直ぐ蝶ヶ岳 横尾への分岐点・・もう蝶ヶ岳は目の前
昨年この辺りは早朝のガスに包まれ先は殆ど見えない状態。。。
私達以外に・・蝶から出発した唯一歩く・・1パーティー(長塀尾根で出会った高校の山岳部のようだった)の姿が
ガスの間から見えた時は本当に安堵したが・・・安堵したのも束の間・・横尾の分岐点で・・そのパーティーが下山。。。
ガスに包まれた中・・常念に向かう登山者は他にはおらず・・余程下山しようかと思った場所である。。


其の後・・常念に着く迄・・・蝶から来たと思われる方にお逢いした(追いつかれた)のはお二人くらい・・・
お一人は長塀尾根を登り始めた直後にお逢いした九州からいらっしゃったという男性・・
もう・・常念への巨石を登り始めた頃だったが・・我々とは1時間半遅れで蝶を出発したらしかった。。
それから暫らく一緒に登ったり・・休憩したり・・・常念山頂が近くなって・・
ではお先に・・とその方は素晴らしい足取りで登り去った。。

その他に出会った方々は・・全て・・常念から蝶へ向かわれる方ばかりであった。。

途中お花畑で出会ったパーティーの中の未だお若そうな男性・・・
「あれが蝶ですか?」と我々に問う・・・
「イエ・・・あれは蝶槍です。。蝶はもう一山超えた場所です^^」
「えぇぇ〜〜!蝶槍ぃ〜〜〜疲れが一編に出るわ。。(>_<)」パーティー一同・・肩を落としていらっしゃる。。^^

こんな色々な会話が・・・あれこれ思い出される。。。
15時・・・無事蝶ヶ岳到着
(昨年夕日を撮ろうと長時間頑張った場所(^_^;)
蝶ヶ岳から長塀山の間の妖精の池?だろうか?

蝶ヶ岳に着いて・・少し休憩・・・此処から予定通り・・その日の内に徳沢に迄下山・・・
お写真は・・ここ迄で終わり。。。

この日歩いた時間は13〜4時間にも及んだらしい。。。

翌日一般参加(昨年中級講座卒業者)の下山を待って・・8時15分徳沢出発。。。
(一般参加のコースは15日燕岳−大天井岳 16日大天井岳−常念岳−蝶ヶ岳そして・・18日の朝4時に蝶が岳出発8時15分徳沢着)

悪天候の為・・上高地バスターミナル10時以降は道路遮断(通行止め)とかの切羽詰った状況に置かれたらしく・・・一般参加の下山時間によっては徳沢にてもう一泊足止めになるところだったらしい。。
徳沢から上高地迄平地2時間の美しいコースを楽しむ余裕もなく・・足早に何とか10時の出発に間に合ったのだとか。。。

常念から蝶へはアップダウンの下り・・そして長塀尾根も下りとはイエ・・・昨年私達が2日かけて登ったコースを一日で歩き切る・・・
コースを知っているだけに・・・本当に大変だったであろうと・・・頭が下がります。。。悪天候の中・・本当にお疲れさまでした。。


最後に・・・I本講師・・
悪天候の中・・いつもの如く・・貴重な思い出のひとコマひとコマ・・・・お世話になり乍・・ありがとうございます。。
こんな状況の中・・お写真を撮っていただいて感謝です。。

また・・K森講師・・事務局のN田さんを始め・・・お世話になった方々・・本当にありがとうございました。。



2006/7/23