「馬乗山」・山野峡
広島県 【夫婦二人でのトレッキング】
2008/7/12(sat)−13(sun)
馬乗山(500.3m)
【登り】 「岩屋権現駐車場(標高m)」−「山頂」 標高差m
【下り】 「山頂」−「岩屋権現駐車場」 標高差m
     
    
12日:14時55分「自宅」発―15時57分「山野峡」着
13日:8時27分「岩屋権現駐車場」発―9時33分「馬乗観音」着
   


この週末は・・・夏山のトレーニングにテントを担いで「四国」の一の森に行く予定であったが・・
諸事情で「山野峡」へ

溢れるグリーンと心地よい渓流の水音・・・歴史を感じる建造物・・・
そして美味しい山菜懐石と思わぬゆったり湯・・・気持ちの良いしあわせな休日となった
何より近場にこんなに素敵な場所があるなんて・・嬉しい発見!


今日は石段登りは休憩と思いつつ・・快晴の気持ちの良い朝に・・天気に誘われるように昨日に続き妙見神社へ・・
快調に歩き・・そして朝食時・・・「今日の内に「山野峡」に行こうと夫・・・
それならそうと昨日の内に云ってくれ・・(-"-)
昨夜たっぷり水遣りはしたが・・・2日後の夕方しか水遣りが出来ないのであれば鉢植えがもたない。。
出かける直後・・鉢を陰になってる場所に移動させ・・必死の水遣り・・・
バタバタのお出かけになった

そんなわけで・・・15時前に自宅を出発・・山野峡に着いたのは16時前・・・
今夜夕食予定の「龍頭山荘」を通り過ぎ・・
翌日の「馬乗山」へのトレッキングの登山口を確認する為・・・岩屋権現の駐車場へ・・・
周辺を確認し・・・出来るだけ明るい内に「龍頭滝」を見に行きたかったのだが・・
どうやら・・片道歩いて30分はかかりそうなので先にテントを張る為・・来た道を分岐迄戻り・・
「山野峡県立自然公園」に向かう・・・
猿鳴峡にある野営場に着くと・・・想像していたより遥かに立派な管理棟迄ある広々とした施設にびっくり・・・


▲山野峡キャンプ場(有料エリア) ▲広場に下りる近道 ▲カッパ橋

息子たちが幼かった時期に・・こんな処につれてきてやりたかったが・・・
あの頃はアウトドアには興味がなく・・・夏には近場の海にはよく連れて行ったものの
山の方に向かった記憶がない・・・こんな処に来る度・・戻せない時間を悔やんでみるが・・・
それでも・・・釣りの好きだった父に・・よく釣りには連れて行って貰ったから・・・
それなりにアウトドアの思い出は作ってやれたかもしれない・・これは本当に感謝している・・

さて・・回想は終わりにして・・・
先ずは管理等に行き今晩の野営申し込みをし・・テント設営場所を散々悩みつつ^m^
テントを張って・・・また最初の場所に戻れば・・・・夕食の予約時間にはちと早く・・・
かといって・・歩いて行くには・・少し時間が足りそうになく・・・
何しろ初めての場所故・・市内とはイエ・・全く土地勘がないのだが
どうやら車で近く迄行けそうなので・・・「龍頭滝」へ向かうことに・・・・・


細い道を走りぐんぐん高度を上げる・・・どうやら「龍頭滝」入り口らしき処に着いた
此処から300m急な階段を一気に下る・・・
樹林帯に覆われた場所にて・・・この時間になっては既に薄暗く・・・折角の写真もイマイチ・・・

しかし・・有名らしいこの滝は素晴らしく・・滝つぼの前に立ってたっぷりのマイナスイオンを満喫・・・
写真に写っているのは滝つぼに落ちた水が水蒸気になったもの?まるで精霊みたい。。

▲端を渡って ▲囲炉裏つきのお部屋
▲龍頭山荘と古谷川 ▲硫黄泉のヒノキ風呂

そして・・・お楽しみの夕食
山荘の前は龍頭滝から流れる古谷川・・・なんとも赴きある佇まい。。。
お部屋には「囲炉裏」があって・・窓の外は古谷川・・・水音を聞きつつ・・夫が予約してくれていた山菜会席の舌鼓・・

きゅうりと鱧(ハモ)の酢の物・・胡麻豆腐・・・
続いてカキ氷の上に盛られた刺身の盛り合わせ・・・
揚げナスのとろろがけ煮浸し・・鮎の塩焼き・・・スッポンの土瓶蒸し・・
最後にご飯と味噌汁と漬物・・・
〆はキーンと冷えたフルーツ・・白桃・・・

どれもとっても美味しくて・・お腹一杯・・・
冷たいものは冷たく・・温かいものは温かく・・素晴らしいお料理の数々であったが・・
一品の運ばれる間がもう少し早い方が良かったかな・・

食べ終わる頃・・板長さんと女将が挨拶にみえて・・・良かったら温泉を如何ですか・・と
これが貸切プライベートで入れるお風呂で・・硫黄泉・・
気持ちよくゆったりと贅沢な時間・・

お腹も満たし・・さっぱりして・・夜道を野営場へ。。暗闇で蛍が飛んでいる♪


・・・・・・・ (-_-)zzz


日曜日は6時20分起床・・テントを畳んで朝食準備・・・
しっかり腹ごしらえして・・向かうは岩屋権現駐車場
山道が整備されているかどうかも分からないし・・取敢えず・・登れるところ迄行こう・・と


▲気持ちのよい朝のキャンプ場 ▲カッパ橋 昨日は此処で泳いでいる子どもや若者が
▲駐車場脇石段 ▲岩屋権現への石段 ▲県天然記念物:石灰岩巨大礫

車場鳥居下には岩穴宮が由緒ある古い社である説明のなされた「式内社」が・・
鳥居を抜けると抜けるといきなり急登の小道・・岩の上に根を岩に巻きつけるようにして立つ大木の杉・・・
10分位で・・何かで切り取ったようなそそり立つ岩壁が目の前に・・これが天然記念物に指定されている「上原谷石灰岩巨大礫」である・・

▲八岐大蛇(やまたのおろち)の剣伝説のある神社 ▲木漏れ日が気持ちいい

えぐれ洞窟になった大岩の中に・・・・岩屋権現の立派な神社の祠が・・
スサノオノミコトが出雲で八岐大蛇(やまたのおろち)を切った剣は訳あって山野に移されたという神社
奥に進むと水が湧き出ている・・・一種独特な雰囲気・・・

暫く行くとなだらかな山道に・・
馬乗山・・そして馬乗神社迄・・なだらかな広い道が続く・・・
途中分岐からは・・どうやら車が通れる道になるらしい・・最後の15分位はアスファルトになった・・

▲誠之館分校跡看板 ▲馬乗山山頂より1,2分で馬乗観音

途中・・こんな看板が・・・
藩主安部伊勢守正弘が「藩校」として開いた「誠之館」の分校跡である・・・
現在も伝統校「誠之館高校」として福山中心部に残る

山頂は見落とすような看板が・・ガイドブックには此処から天気がよければ大山が臨めると表示したあったが・・眺望はあまりよくない
山にきてアスファルトの道があるのは味気ないが・・それでも・・両脇は緑が一杯で・・・歩き始めからずっと
心地よい鳥のさえずりが聞こえていた・・


頂上から1,2分で立派な神社が・・・「馬乗観音」である・・・
この山の上にこんな立派な社があろうとは・・・チョットびっくり・・・
お堂の前で手を合わせていると「どうぞ中へ」と・・住職さんが招き入れてくださった
お茶を入れてくださり・・この馬乗観音にまつわる色々な話をお聞きし・・ゆったりとした時間を過ごした

なんでも此処は「子宝・安産」祈願で有名な神社なんだとか・・
こちらにお参りして願いの叶った方が沢山いらっしゃり・・そうして話をしている間にも・・・
若いご夫婦が赤ちゃんを連れてお礼参りにみえてた。

神社境内には目を引く美しいブルーのガク紫陽花が・・・その美しさに思わず一枚・・・

境内の紫陽花

そして・・下山・・・
腰の大事をとって・・今日は空手だったし・・お天気はいいし・・
ほぼ樹林帯の中故・・焼けつく様な暑さもなく・・「相変わらず平地になると早いね〜」と夫に云われつつ・・
登り・・下りとも快調に足を進める・・

▲あちらこちらで合歓の木が咲いていた
▲この石段を降りればもう直ぐ登山口



荷がないこともあって・・結構な速度(?)であっという間に登山口に・・
時間はたっぷりあるので・・「三和町」の方に回って帰ることに・・・
途中の産直施設で・・・沢山の野菜や特産物を買い(これが出かける楽しみ)帰宅

どこかの温泉に寄るつもりであったが・・買い物している間にしっかり汗も引き・・・
車中の温度はぐんぐん上がる昼間・・・「食材」のことを考え・・真っ直ぐ帰宅

いい時間をすごした週末になった・・


8時27分 岩屋権現駐車場登山口馬乗山山頂→ 9時33分 馬乗観音到着

10時13分 馬乗観音出発
→ 11時03分 熊野神社駐車場到着


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最後迄お付き合いありがとうございます。。


2008/7/14 記 2008/7/22 ページ構成
しょうこ拝