第二章 美しい霧氷
たっぷり睡眠を摂ったが未だ寝足りないような朝・・(^_^;)
山小屋に夕方到着し、そそくさとパンで夕食を済まし横になった男性も同じ時間に起きて身支度を整えていた
朝もまたパンだというので、ご飯とみそ汁ですが、良かったら温かいものをご一緒に如何ですかと夫が声をかける
これからまた縦走なさるというのに食料はパンのみのようで(コッフェルや箸もお持ちでなかった)
雑炊と味噌汁の簡単な朝食であっても、温かい朝ご飯に喜んでくださった
荷物をザックに詰め込み管理人さんにお礼を云って小屋の外に出て驚いた・・・
昨日とは一変した銀世界・・・
雪というより霧氷といった感じだがその美しさに感動。。。
あの急登の大変さを忘れ去ってくれる程の美しさ・・
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▲祖母山九合目小屋にて(7時37分) |
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暫く行くと青空も見え始め・・嬉しくて何度も何度もカメラを出してはシャッターを切った・・
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▲キーンとした外気・・静まりかえった山道(7時41分) |
▲7時43分 |
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▲凍りついた白い枝と青空が息をのむ程美しい(7時52分) |
▲まるで桜が咲いたように・・見惚れる夫(7時56分) |
黒金尾根コースとは比べ物にならない位危険の無いコースであったが、「馬の背」は強風があると危ないなぁとこわごわ通過・・
こちら(宮ノ原コール)も何か所もロープが設置してあって・・怖さは比べ物にならないけれど急登を下るのは違いなかった・
振り返ると白く薄化粧した祖母山・・・あそこに登ったと思うと感慨深い(祖母山トップページの写真)
途中登ってきた単独の男性・・
黒金尾根を下りるのですか?と聞けば
「とんでもない・・またこの道を下ります」と笑い乍仰った・・
登り・下り・山小屋でもお逢いしたのは殆ど単独の男性であった・・
厳しい山なのに・・単独でお登りになるとは・・凄いなぁ・・と敬服。。。
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▲中央が祖母山(8時22分) |
▲此処からだとまるで槍のように見える祖母山(10時12分) |
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▲12時30分
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▲ジャミノ敷いてある広い道登りも此処から撮ったが
連なる山々は前日は雲の中であった(12時32分) |
山歩きを始めた頃、15分ではぁはぁぜいぜいとへばっていたが、心肺能力の方は幾分向上して
「亀の歩み」であっても1,2時間休憩なしでも平気で歩けるようになった
唯・・この急登・・太ももへの負荷は半端ではなく・・
前日筋肉痛に上乗せする形で何しろ太ももがきつかった。。
急峻な坂道を降りる為、ストックを使い「4本足」で歩く格好になるので
当然ストックを持つ手にも力が入り・・(下山後)一夜明けた4日は腕も太ももも凄い筋肉痛だ
最後は足が上がらなくて・・夫に幽霊歩きと云われ・・難所でもなく急でもない道をとぼとぼ凄い時間かけて登山口迄到着
宿泊した人は無料でお風呂を使えますから下山したら入って帰ってくださいと泊まった当日の管理人さんが仰ってくださっていたが
(管理は一晩づつ管理人さんが変わるらしい)「ほしこがinn尾平」 は閉まっていてそのまま帰路に就いた・・・
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▲12時53分やっとほしこがinn尾平に到着 |
途中原尻の滝レストランで定食を食べ、同じようにフェリーで四国経由・・
SAで夕食を摂って帰宅は22時過ぎであった
いい山だったね・・と夫は大変満足そう
軟弱者としてはあの山系にはもう2度と行きたくはないが、時間がかかっても
祖母山に登ったんだ・・というちょっぴりの自信と一杯の充実感。。。
無理をせず・・年に数回でも雄大な景色を満喫できるといいなぁ・・と思う。。
来年の初夏には懐かしい「一ノ森」へ・・そして夏には「鹿島槍」の予定でいる
最後までご覧になってくださってありがとうございました