日本三名山「白山」
石川県 【夫婦二人でのトレッキング】
2007/8/6(mon)-8/8(wed)
御前峰(2,702m) お池巡り
別当出合(1250m) ― 南竜山荘 ― 南竜ヶ馬場
南竜ヶ馬場 ― アルプス展望台 ― 白山室堂(2450m) ― 御前峰(2702m) ― お池巡り ― 白山室堂 ― 南竜ヶ馬場 
南竜ヶ馬場 ― 別当出合
(1250m)
 【5日】
 12時30分 自宅出発
 13時35分 ひかり
レールスター新大阪14時44分
 15時16分 特急雷鳥 金沢18時04分
【8日】
09時30分 別所出合発 市ノ瀬9時45分着
11時45分 市ノ瀬発 金沢駅
15時14分 金沢発「特急雷鳥 京都
17時55分 京都発のぞみ 福山19時34分着


第一章 南竜ヶ馬場へ






7月24日に金沢入りする予定だった白山トレッキングの旅・・・
雨だったり台風だったり・・・二転三転し・・・週間天気予報とにらめっこしつつ・・
金沢入りしたのは8月5日・・・夜行バスは取れず・・・5日は金沢のホテルで一泊
でも・・二転三転したお陰で思わぬ楽しみも。。。

6月の笹ヶ峰に続き・・2度目のテント泊・・そして・・笹ヶ峰から約2ヵ月開いての山登り・・・
5日13時35分発のひかりレールスターにて新大阪・・新大阪にて特急雷鳥に乗り換え18時04分金沢着・・

そして改札口では素敵な二つの笑顔・・・
駅を出ると・・素晴らしく綺麗な金沢駅に驚く・・・
宿泊予定のホテルにチェックインに行き・・・荷物だけ置いて・・
ひろっちさんが予約しておいてくれた居酒屋へ・・・

楽しい時間は8月のDiaryから・・・

金沢駅で惜しみつつお別れしホテルに戻り明日の出発に備え22時には就寝・・・

早朝出発故・・・ホテルライフを楽しむこともなく・・まさしく素泊まり・・・
到底許可が出ないだろうけど(^_^;)・・駅前で野営でもよかった位・・(笑)



5時24分:ホテルの部屋からガラス越しのの朝日



ホテルの窓から登る朝日を見て・・6時にチェックアウト
朝食と昼食のおにぎり等の調達に駅前を歩き回ったがコンビニも見当たらず・・
キヨスクは7時からだと云われ・・やっと駅構内のコンビニを見つけ・・急ぎ購入・・
6時45分発別当出合行きのバスに乗り込む

マイカーが入れる市ノ瀬で沢山の登山客がどっと乗り込み・・8時50分別当出合着

ゆっくりと準備して9時24分別当出合をスタート・・
今夜の野営場所「
南竜ヶ馬場」を目指す


別当出合登山口:9時24分 吊橋 中飯場:10時08分 ゆっくりと昼食後中飯場出発



南竜ヶ馬場迄4,9km・・ガイドブック表示の「休憩を含まない標準時間」3時間10分・・・・
この日の荷は推定8,5kg・・・(ザックのパッキングの段階で重さを量り・・用意していた一眼デジを泣く泣く置いてくる・・


この荷と「ガラスの膝」とをふまえ・・・1日目は
南竜ヶ馬場迄という日程を夫が組んだ・・・

「標準時間が3時間10分なら・・ま・・6時間みておけば何とかなるじゃろ・・・3時迄に南竜山荘に着けばいいし・・」と夫・・
(因みに夫の荷は14kg・・夜中に雨に降られたテントは雨の水分を含み帰りの荷は更に重くなる)


別当出合い登山口からいきなり渡る「つり橋」は未だ新しいしっかりしたものだったが・・吊橋故結構揺れる・・・
下を見るのが怖く・・前だけを見て渡る軟弱モノ。。←σ(^_^;)

登山道は老若男女・・・沢山の人で賑わっている・・
重い荷(私にとって)を担いでの「登り」で息を整えつつ絶えず挨拶するのは結構きつい・・


甚之助小屋少し手前の休憩所:この辺りが一番辛かった 甚之助小屋:12時38分 南竜分岐を過ぎた先
上段右画像より・・5分圏内の撮った画像・・色々な花が咲き乱れとても美しい
南竜ヶ馬場を後にする人たち 赤い屋根とグリーンの対比が美しい 中央の赤い屋根がが南竜山荘右端が野営場炊事棟



軽装で登っている方が多かったがこれは山荘についてよく分かった

白山の登山道はしっかり整備されているし・・水の豊かな山で目的地迄いくつもの水場がある・・
無人の(宿泊可能な)山小屋やトイレのある休憩所も設けてある

山小屋(南竜山荘)に着いて驚いたのが・・洗面所に石鹸が置いてある・・
(山で石鹸や歯磨き粉を使わないのは常識の筈?)
しかも・・もっと驚いたのが・・南竜山荘はウォームレット&ウォッシュレットのトイレがある・・

幾つも山小屋泊を経験しているわけではないが・・山小屋のトイレと云えば・・
昔乍のちょっと恐ろしくなるタイプが当たり前だという認識がある・・
一様に・・「山での水は大変貴重ですから大切に使ってください」との張り紙がある・・・
が・・南竜山荘も野営場所の水場にもその張り紙は見当たらなかった・・

いや・・白山室堂ではこの張り紙があった・・・勿論南竜ヶ馬場の野営場所のトイレは・・「昔乍」のトイレである・・
それでも・・(野営場所にも)トイレットペーバーが完備してあった。。。

登山道に水場が豊富なら・・余分な水は担がなくていいし・・
南竜山荘も室堂も完全予約制の山小屋で・・ちゃんとその日自分が横になるスペースが確保されてある・・
食事ができるのは当たり前だし・・・行動食も山小屋で調達できる・・

ホテル並みの待遇ではないか・・


軽装できっちり化粧した中年のご婦人が多いのは頷ける・・



下山後・・温泉でさっぱりした後・・着替えた私のイデタチを見て
「えっ?・・替えのズボン持って持って来んかったん?」とコットンパンツに穿き替えた夫・・
「ズボンを入れて来るなら・・一眼を持ってきた・・最初から登山ズボン一本の予定!」←σ(-.-)

能力がないのは悲しいことだ・・・

それにしても・・
水が豊かということは凄いことだ・・・花が咲き乱れる白山・・・水が豊富だからこそでもあろう・・



13時35分:南竜山荘が目の前 13時42分:野営の受付をしている夫
13時58分:野営場所から見た南竜山荘と雪渓の残る白山 17時11分:雨雲が立ち込めてきた野営場とテント



さて・・・冒頭の6時間予定の第1日目は・・結果4時間と15分・・・
昼休憩等を含まない歩行時間は3時間30分・・・この荷を担いで立派なものではないか・・・

南竜山荘で受付を済ませ・・更に5分登った南竜ヶ馬場(野営場所)に早速テントを張り・・疲れた体を横たえる・・
短い仮眠の後目覚めれば・・なんと肩がすこぶる痛い・・・(>_<)
こんなんで・・明日歩けるのかな・・と思わず不安になったが・・そうだ!明日は「空手」だった^m^
荷物はテントの中に置き・・必要な物だけ持って御前峰目指すのだ・・ザックは夫が担ぐのだ・・・


夕方一気に雲行きが怪しくなり落ち日の写真は撮れず・・

1日目の夜も・・・お約束のように・・就寝後4時間の23時に目覚める・・((+_+))
既に電池切れの私の携帯は役立たずで・・夜中に夫の携帯を何度もチェック・・・
24時近くには雨が降ってきた・・朝には止むだろうか?

明日は朝日を拝める(アルプス展望台にて)のを期待して4時には出発の予定・・・
寝なくてはと思いつつ・・・中々寝付けない・・・
普段は何処ででもゴロンと横になって直ぐ寝れる私・・(^_^;
それなのに・・山に来ると不眠症なのではないかと思ってしまう。。((+_+))


ガラスの心臓にガラスの膝・・・全く山には不向きだ。。。( ̄  ̄)


2007/8/9 記


カメラは普段手にしない(夫が山用に買った)不慣れなコンデジ・・・

居酒屋では主電源とシャッターボタンを何度も間違える有り様で・・最終日頃にやっとまともに使えるようになった
・・が・・建物をアップで撮ると魚眼レンズっぽく写って・・吊橋のコンクリートも湾曲していたり・・・(^_^;)
(・・で湾曲した端っこはカットしてごまかしたり・・(^^ゞ・・)
それをまた・・PCに落とす迄分からないという・・機械音痴(^^ゞ・・・


2日目につづく